お役立ちコラム

column

フルリフォームとは?フルリフォームにかかる費用はどのくらい?

2022年08月19日お役立ちコラム

フルリフォームとはどのような規模のリフォームなのか、ご存知でしょうか。

今回はフルリフォームについて解説します。

費用目安についてもまとめますので、参考にして下さい。

フルリフォームとは?フルリフォームにかかる費用はどのくらい?

リフォームの規模と種類

住宅の不具合などを解消し設備を更新することを「リフォーム」といいます。
リフォームは規模によって、大まかに3つに分けられます。

表層リフォーム

例えば、壁紙が汚れ古く見えるために張り替える工事や、畳敷きの和室を洋室にするためにフローリングにする工事があります。
このようなリフォームを「表層リフォーム」といいます。

部分リフォーム

トイレや浴室、キッチンなどの設備を入れ替える工事もリフォーム工事の1つです。
このような工事は、表層リフォームに比べると規模が大きくなります。
このように設備を入れ替えるようなリフォームは「部分リフォーム」といいます。

フルリフォーム

建物全体を一度骨組みの状態にまで解体し、リフォームを実施する工事を「フルリフォーム」といいます。
基礎や柱、梁のみが残った状態にまで解体することで、最新の耐震補強や間取りの刷新、断熱性能の向上などが見込めます。
建物自体の機能や住みやすさの向上を目指すリノベーションも実施可能です。

フルリフォームにかかる費用

フルリフォームを実施するにあたり、どのくらいの費用が必要なのか気になる所でしょう。
「建替えた方がコストは抑えられるのでは?」と考える方もいるかもしれませんね。

フルリフォームと建替えでのコストの比較

住宅の工事では坪単価で表すことが多々あります。
一般的にフルリフォームの坪単価は30~73万円ほど、建替えでは40~90万円ほどが相場といわれています。

戸建て住宅のフルリフォーム

戸建て住宅の場合は、1,000~2,000万円程度かかることが多くなります。
もちろん住宅の規模や築年数、設備の内容などによっても費用は変わります。
工夫次第では500万円以下でもフルリフォームできる場合もあります。

マンションのフルリフォーム

マンションの場合は屋根や外壁などを刷新することはありませんので、戸建て住宅のフルリフォームに比べると低コストになります。
フルリフォームの場合でも600~1,500万円程度で可能な場合が多くなります。

フルリフォームのメリット

建替えに比べコストが抑えられる点は、フルリフォームの最大のメリットといえるでしょう。
それ以外にもフルリフォームにはさまざまなメリットがあります。

環境負荷が少ない

建替えに比べコストが抑えられる理由の1つが、廃材の少なさでしょう。
柱や梁、基礎などはそのまま生かすため廃棄するものが減ります。
つまり、環境負荷をかけずに、住みやすい住宅に刷新できることになりますね。

間取り変更も可能

フルリフォームでは、従来の間取りでは不具合があった場合、間取りの変更も可能です。
戸建て住宅であれば、水回りの位置の変更も可能です。
比較的自由に間取り変更ができるため、今の暮らしやこの先の暮らしに合わせた家づくりが可能となります。

セットバックが不要

道路沿いの土地の敷地ギリギリに建物が建っている場合、建替えるときにはセットバックが必要となります。
住宅が建てられたときにはセットバックが不要だった場合でも、建替え時にはセットバックする必要があるのです。
フルリフォームは建替えではないため、セットバックの対象となりません。
今までと同じ床面積で新築同様の住宅に刷新できます。

好条件の物件が割安に入手可能

利便性がよい好立地の物件を探していても、新築住宅を見つけるのは大変でしょう。
また運よく見つけても価格面で条件に合わないことも多いですよね。
ですが中古住宅の状態であれば、好条件の物件が見つかる可能性は高まります。
現状が多少心配な物件でもフルリフォームで刷新できれば、好条件の物件を新築より割安に入手できることは多いのです。

フルリフォームのデメリット

メリットが多そうなフルリフォームですが、当然のことながらデメリットもあります。
ここからはデメリットについて考えましょう。

コスト高

建替えに比べるとコストが抑えられるフルリフォームですが、表層リフォームや部分リフォームに比べるとコスト高になります。
表層リフォームや部分リフォーム、部分的なリノベーションでも理想に近づけるようなら、合わせて検討することもおすすめです。

リフォーム工事費用の相場

水回りの場合

・トイレ:約15~50万円
・洗面脱衣所:約20~70万
・キッチン:約50~250万円
・ユニットバス:約60~200万円

内装の場合(1平米あたり)

・壁紙の張り替え:約 800~1,500円
・フローリングの張り替え: 約7,000~15,000円

間取り変更

・間仕切り壁の設置: 約8~20万円
・間仕切り壁の撤去:約7~15万円

外回り

・外壁塗装:約60~200万円
・屋根塗装:約40~100万円
・屋根重ね葺き:約60~250万円
・葺き替え:約70~300万円

工期の長さ

建替えの場合、半年程度工期がかかるのに比べると、フルリフォームでは1.5~3カ月程度と工期は短くなります。
ですが、部分的なリフォームに比べるとやはり工期が長いと感じるでしょう。

躯体の状態に左右される

フルリフォームでは、基礎や柱・梁といった躯体がしっかりとしていることが前提となります。
状態が悪い場合は補修が必要となり、建替えよりコスト高になる場合があります。
また躯体の状態によっては希望の間取りに変更できない場合もあります。

まとめ

現状の住宅を一度骨組みの状態にまで解体することで、希望の間取りや最新の設備に刷新できる工事がフルリフォームです。
費用もかかる工事となるため、希望に沿った家づくりにぴったりなプランを考える必要があるでしょう。

リフォームでお悩みの方は、O.Aエンタープライズにご相談下さい。

OAエンタープライズのリフォームはこちら