お役立ちコラム

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玄関引き戸のリフォーム費用はどのくらい?種類や特徴のまとめ

2022年08月16日お役立ちコラム

玄関扉は大きく分けるとドアと引き戸があります。
引き戸は開口部が広く「ドアの開閉スペースを広くとる必要がない」などのメリットがあります。
思い切って玄関扉を引き戸にリフォームする場合の費用や、引き戸の種類や特徴についてまとめます。

玄関引き戸のリフォーム費用はどのくらい?種類や特徴のまとめ

引き戸とは

玄関扉は、大きく分けると「開き戸」と「引き戸」があります。
開き戸というのはいわゆる「ドア」で、扉が軸を支点として前後に開閉するタイプです。
扉の開け閉めには扇形にスペースを確保する必要があり、この部分がデッドスペースになります。

一方、引き戸は溝に沿って左右にスライドさせて開閉します。
開閉のためのスペース確保が不要という特徴もあります。

引き戸の種類

左右にスライドさせる引き戸の中にも、色々な種類があります。
玄関扉に採用されている引き戸の種類や、その特徴についてまとめます。

片引き戸

扉が片側に開閉する引き戸が片引き戸です。
最もシンプルな引き戸ですが、戸を収納するためのスペースが必要です。
戸は一枚の場合が多くなりますが、中には2枚など複数枚の戸が連動するものもあります。

戸を収納するスペースがとれない場合、戸を複数毎にして収納スペースを小さくする場合があります。
複数枚の戸が連動するタイプは開口部も広くとれます。

引き違い戸

基本としては2枚の戸と2本の溝があり、それぞれの戸が左右のどちらにも動く引き戸です。
押し入れの戸をイメージすると分かりやすいでしょう。
開口部は戸1枚分です。

引き分け戸

1本の溝の上に2枚の戸があり、両側にスライドさせて開閉する戸です。
溝が2本あり4枚の戸で構成される引き分け戸もありますが、玄関扉の場合は1本の溝に2枚の戸が一般的です。

戸が広く開けられますが、戸を収納するスペースが開口部の両サイドに設けなければなりません。
戸2枚分の開口が得られる扉です。

引き込み戸

引き戸を開けた時に、戸が壁の中の「戸袋」に収納されるタイプの戸です。
戸袋内に扉が収納できるメリットがあります。

ただし、戸袋を設置する必要があるため、間口が広い玄関でなければ設置が難しい場合があります。
引き分け戸と同じように戸2枚分の開口が得られます。

玄関扉を引き戸のするリフォーム費用

ここからは玄関扉を引き戸にするリフォームに必要な費用についてまとめます。

引き戸の価格

引き戸は種類によって価格が変わります。
枠を含め、引き戸本体だけの価格では、6~20万円程度が費用目安となるでしょう。
例えば、片引き戸で単板ガラスに格子が付いたタイプなら6万円台からが費用相場です。

一方、同じ片引き戸でもデザイン性が高いものになると、20万円以上になる場合があります。
シンプルな引き違い戸で、10万円台から。
引き分け戸なら25万円程度かかる場合もあります。

ただし、扉はデザイン性やグレードによりかなり価格に幅が出ます。
同じデザインの扉でも、断熱性のグレードが高いとそれだけ価格が上がります。
標準的な断熱扉に比べ、高断熱の扉は3~5万円程度価格が上がることを想定しておきましょう。

カバー工法

カバー工法は、既存の玄関扉枠の上に新しい玄関扉の枠を覆いかぶせるように設置するものです。
工事費用は6~10万円ほどとなります。
カバー工法のメリットは、工事期間が短く1日程度で済む点でしょう。
また費用についても低コストで実施可能です。

デメリットとしては、既存の枠の上に新たな枠を被せるため、多少間口が狭くなる点です。
また、間口のサイズに合う扉から選択しなければならない点も、デメリットかもしれません。

間口を広げる

間口を広げるためには、既存の玄関扉の周りの壁を壊し、新たに枠づくりから始める必要があります。
工事費用も15~30万円程度と、カバー工法の3倍程度の費用が必要です。
外壁の工事も必要となるため、工事期間が長引く点はデメリットと感じるでしょう。

ですが、「大開口の玄関扉にリフォームできる」「玄関のイメージを刷新できる」などのメリットもあります。
「玄関アプローチも含め、車椅子でも出入りしやすい玄関に変えたい」といったバリアフリーリフォームもしやすいでしょう。

なるべく安くリフォームする方法

玄関扉はグレードや素材によってかなり価格が変わります。
なるべく安くリフォームするためには、やはり玄関扉のデザインやグレードについて多少妥協すべきでしょう。

また介護目的でのリフォームなら、介護保険をはじめ自治体の補助金を活用する方法もあります。
要介護者がいる家庭なら、一度ケアマネージャーと相談してみるとよいでしょう。

寒冷地などでどうしても高断熱の玄関が必要な場合には、次世代省エネ建材支援事業や長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助金を活用する方法もあります。
リフォーム会社に補助金が使えるかも相談してみるとよいでしょう。

まとめ

引き戸の玄関扉は和風建築のイメージを持つ人も多いようですが、洋風建築の住宅にも合うものが沢山あります。
選ぶ扉によっては、軽い力でも開閉可能なものがあるため、子どもや高齢者がいる家庭でも利用しやすいでしょう。
補助金を活用してのリフォームが可能な場合もあるため、リフォーム会社とよく相談してみるとよいですね。

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