お役立ちコラム

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古いお風呂をリフォームするメリットとは?注意点も確認を

2022年08月15日お役立ちコラム

お風呂場といえば、昔はタイル張りの浴室が一般的でしたよね。
現在主流のユニットバスとは異なり、現場で作り上げる在来浴室は独特の風情がありますが、不便さを感じる方も多いようです。

年月が経ちお風呂が古くなってきた場合、リフォームを考えてみてはいかがでしょうか。タイル張りのお風呂からユニットバスにリフォームするメリットや費用についてまとめます。

古いお風呂をリフォームするメリットとは?注意点も確認を

タイル張りのお風呂の寿命

タイル張りのお風呂は「在来浴室」と呼ばれ、住宅の建築時に現場で作り上げるのが一般的でした。
モルタルを下地とした床面にタイルを張ったもので、一般的には30年程度で寿命を迎えるといわれています。

タイルの目地から水が浸入すると、徐々にモルタルがひび割れ基礎に水が染みていきます。
この水漏れが長く続くと、基礎が腐食するなどの問題が出てきます。
もし入浴後に外側の基礎が濡れていたり、浴室内にひび割れがあったりする場合には注意が必要です。

ユニットバスにリフォームするメリット

古いタイル張りのお風呂をユニットバスにリフォームするケースが増えています。
これは、いくつかのメリットがあるためです。

水漏れの心配が少ない

ユニットバスは、あらかじめ工場で作ったパネルなどを現地で組み立てるタイプの浴室です。
パネルとパネルの隙間をしっかりとコーキングすることで密閉空間が作れ、水漏れの心配がほとんどありません。

断熱性が高い

また、壁とユニットバスの壁の間には断熱材が入るため、断熱性能が高まります。
冬でも温かい浴室となりますし、浴槽の湯も冷めにくいため、省エネ性能も高まります。

安全に入浴できる

在来浴室は、水はけなどの問題で段差が多い場合も多いでしょう。
ですが、ユニットバスは床面などに工夫を凝らすことで脱衣所から浴室までフラットな状態になります。
浴室への出入りが楽なのも大きなメリットといえるでしょう。

また、床面は滑りにくい素材を使っているため、転倒事故防止にもつながります。
手すりなどもあらかじめ設置されているユニットバスが多いため、この点でも安全です。

掃除しやすい

「タイルは細かな凹凸が多く、掃除しにくい」と感じる人は多いようです。
ですが、ユニットバスはパネルなので凹凸が少ないため掃除が楽です。
コーキング材に抗菌・カビ防止などの作用を持つものを使用すれば、気になるカビも発生しにくくなります。

ユニットバスによっては除菌剤を塗布する機能を持つものもあります。
このような機能をプラスすれば、お風呂はより清潔な空間になりますね。

リフォーム事例と費用相場

実際に古いお風呂からユニットバスにリフォームした事例を紹介しつつ、費用相場についてまとめます。

1坪サイズの浴室

タイル張りの在来浴室をユニットバスにフルリフォーム(5日間の工事で約85万円)という事例があります。
これまで狭かった浴槽が広くなり、さらに洗い場にはカウンターや収納なども設置され快適なお風呂場に生まれ変わりました。
浴槽の横壁には手すりが設置され、浴槽への出入りの安全性を高めたリフォームとなりました。

1.25坪サイズの浴室

もともと大きな窓がある在来浴室を、ユニットバスへのリフォーム(7日間の工事で約125万円)という事例では、在来浴室の解体に加え既存の窓を小さくする外壁工事も実施しています。
その他、引き戸だった窓を上げ下げ窓に変更し、高断熱窓にすることで浴室の断熱性を高める工事も実施。
外壁は、従来の外壁に近い色あいや質感のものを選ぶことで違和感が出ないような施工がされました。

浴室と洗面所を合わせてリフォーム

浴室のリフォームと同時に、隣り合う洗面所を合わせてリフォームするケースは多々あります。
近接する水回りを合わせてリフォームすることで、別々にリフォームするより低コストになります。

在来浴室をユニットバスに、洗面所の内装と洗面台を交換する工事の事例では、6日間の工事で約100万円程度。
浴室・洗面所ともに新築のように仕上がるのが魅力です。

お風呂場のリフォームで注意したい点

在来浴室は、現場で作り上げるお風呂なので、家の事情に合わせ作れるメリットがあります。
スペースが少なくコンパクトなサイズのお風呂場も作れます。
ですが、ユニットバスはある程度規格が決まっているため、狭小浴室は作れません。

また、基本としては四角いスペースに入れ込むものなので、特徴的な形の浴室にはユニットバスが導入できない場合があります。
浴室の大きさや形によってはユニットバスが入らない場合がある点は、注意が必要でしょう。

さらに、見た目では大きな問題がないと思われた浴室でも、実際に解体してみると「水漏れにより基礎が腐っている、痛んでいる」という場合があります。
この場合は基礎の修繕も必要になります。
リフォームの見積もりには基礎の修繕費用は含まれていない場合が多いため、別途修繕費用がかかる場合があります。

まとめ

古いお風呂をずっと使用していると、さまざまな不具合が出てきます。
基礎を傷めてしまう場合もあるので、気になる点があれば、一度リフォームの会社に相談してみましょう。

最新のユニットバスにリフォームすることで、さまざまななメリットが生まれるのは魅力です。
断熱性が高く冬も温かいお風呂場になりますし、安全性も高まるでしょう。

リフォームでお悩みの方は、O.Aエンタープライズにご相談下さい。

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