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約7割が抱えるリフォーム費用の不安!相場・時期・お得情報を解説

2022年09月27日お役立ちコラム

家のリフォームを検討する際、真っ先に頭に浮かぶのは「リフォーム費用」ではないでしょうか。
国土交通省のデータによると、リフォーム検討中の7割以上が「費用や積算」についての情報が不足していると回答しました。(※)

リフォームでは大きなお金が動くため、費用についての情報は必要不可欠です。
(※)参照:国土交通省「既存住宅流通・リフォーム市場の現状」

この記事では、場所やタイミングに応じたリフォームの費用相場をご紹介します。
費用を抑えるポイントについても解説しますので、リフォーム検討中の方は必見です。

約7割が抱えるリフォーム費用の不安!相場・時期・お得情報を解説

家のリフォームのタイミングと費用相場

家のリフォーム費用は、施工場所の劣化状態や使用資材によって変わります。
ここでは、施工場所に合わせたリフォーム時期の目安と一緒に、費用について分かりやすく説明します。
使用する資材や理想のグレードによって、料金設定の幅はありますが参考にしてください。

水まわり

水まわりは湿気が多く、使う頻度も高いため耐用年数は10年前後と短めです。
急に使えなくなると困る場所であり、費用も高くつく可能性があります。
特に問題がない場合も、10年前後には定期点検や計画的なリフォームを検討しましょう。

検討の目安
● 蛇口やシンク下からの水漏れ
● 排水溝の詰まりやニオイ
● しつこいカビや腐敗がすすんでいる

費用の目安
● キッチン 50~250万円
● トイレ 15~50万円
● 浴室 60~200万円
● 洗面脱衣所 20~70万円

クロス張り替え

材質にもよりますが、約10年で劣化が目立ってきます。
新築では、木材が湿度変化によって歪むことが原因で劣化が早まる場合もあります。
クロスの張り替え時期は、見た目で判断が可能です。
気になり始めたら、リフォーム時期だと思いましょう。

検討の目安
● クロスの継ぎ目が線状にはがれている
● ペットや子どもによる破損や汚れが目立つ
● 部屋にタバコのニオイがしみついている

費用の目安
● クロスの張り替え 800~1,500円(1㎡)+処分費・施工費

フローリング・畳

フローリングは約10年が耐久年数の目安です。
使用する材質や既存の床材、張り方によって費用が大きく変わります。
畳は約5年で裏返し、さらに約5年で表替え、10〜15年で新調するのが一般的です。

検討の目安
● ふんだ時にへこみを感じる
● 歩くときにきしむ音がする
● 青い畳の色が全体的に黄色に変化している
● ペットや子どもによる破損や汚れが目立つ

費用の目安
● 畳(1畳) 裏返し:約4,000円 表替え:5,000~20,000円 新調:10,000~35,000円
● フローリング(6畳) 10~20万円

外壁

一般的に、10年ごとのメンテナンスが理想的とされています。
外壁は見た目で劣化に気が付くことも多い場所ですが、実際手で触れて気付くことも大切です。

外壁のリフォームは特に費用がかかる場所です。
素材や施工内容によって大きく変わりますので、計画的に選択しましょう。

検討の目安
● 触ると手に白い粉が付着する
● 塗装が浮いたりはがれたりしている
● 外壁にひびが入っている
● 外壁基材が露出している

費用の目安
● 外壁(一般的な戸建て約30坪) 補修:80万円未満 塗装:80万円~ 新調:150万円~

屋根

10年で塗装、20年で葺き替えを行なうのが一般的です。
自分では見えない場所で劣化程度が分かりづらいため、定期的に点検依頼をするのがよいでしょう。

家にとって重要な場所であり、急なトラブルは避けたいため日頃から簡単なチェックはしておきましょう。

検討の目安
● 屋根の色にバラつきがある
● 屋根にコケや藻が生えてきた
● 屋根の一部にひび割れがある
● 雨漏りしている
● 金属部分に腐食した箇所がある

費用の目安
● 屋根 塗装:40~100万円 カバー工法:60~250万円 葺き替え:70~300万円

料金を抑える家のリフォームのコツ

リフォームはお金がかかると分かっていても、安く抑えたいものです。
補助金の活用や、リフォームスケジュールの管理などで費用を抑えられる可能性があります。
料金が抑えられると、リフォームへの不安も少し軽減しますね。
事前準備をして、抑えられる費用は抑えましょう。

複数個所を同時にリフォーム

リフォームを複数個所行うと、費用を抑えられる可能性があります。
例えば、外壁工事をするために足場を組むと約20万円かかります。
屋根のリフォーム時にも足場が必要になるため、外壁と屋根をまとめて施工すると20万円の費用が浮くのです。

リビングやお風呂のリフォームの場合は、ホテル住まいを検討する方もいると思います。
その場合は、仮住まいの出費も必要です。

そろそろリフォーム時期だと感じた場合は、短期間にまとめて施工するのがよいでしょう。

補助金を活用

国や各自治体で補助金の対象となるものもあります。
対象となりやすいのは、耐震性・省エネ・バリアフリーに関するリフォームです。
予算上限に達すると、早めに締め切られてしまう場合もあります。

早めの申請が安心です。

耐震性

地震による倒壊を防ぐため、補助金制度を用意する自治体が増えています。

省エネ

太陽光発電や蓄電池の設置など環境保全に関するリフォームが対象で、補助金制度も豊富です。

バリアフリー

介護保険を利用した助成金申請や、高齢者居住であれば申請可能な補助金制度があります。

定期的なメンテナンス

お金がかからないように、リフォームを先延ばしにすると逆効果です。
放置すると修復が困難になり、費用が高額になってしまいます。
大がかりになると、住みながらのリフォームができなくなる場合もあります。

ホテルなどに仮住まいする費用もかかってくるため、耐用年数に合わせた計画的なリフォームが大切です。

定期的なメンテナンスが、余計な出費防止につながります。

資材や施工方法でコストダウン

すべてをこだわりぬいたリフォームをしようとすると、もちろん費用は高くつきます。
優先順位を考え、こだわりのある部分とそうでない部分をはっきりさせましょう。

例えば、「使用頻度の少ない洋室は、クッションフロアを重ね張りにしよう。壁紙も安価なもので問題ない。」と優先度をはっきりさせるとコストをダウンが可能です。

その分、こだわるところにはしっかりとこだわることで納得のいくリフォームにつながります。

まとめ

リフォーム費用をある程度把握すると、安心のリフォームにつながります。
家のためにも費用を抑えるためにも、リフォームについて計画的に考えておくのがよいでしょう。

壊れてからでは、計画的なリフォームはできません。
日ごろから、今後の生活の変化に合わせてどのような家に住みたいかなどを考えておくとよいでしょう。
くつろぎの場である大切な家を、満足のいくリフォームで快適に過ごしましょう。

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