お役立ちコラム
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お風呂から床下に水漏れ!水漏れの原因とリスク・対処法を徹底解説
2022年10月20日お役立ちコラム
「お風呂の床下に水漏れを見つけた…どう対処すればよいか分からない」
「お風呂の床下、水漏れの原因を知って事前に対処を行いたい」
上記の悩み・思いを抱く方はいませんか。
お風呂の床下漏水は、家の耐久性に関わる深刻な問題や、近隣トラブルを引き起こします。
この記事では、浴室の床下漏水トラブルについて徹底解説します。
漏水の原因や対処法を紹介するので、ぜひご覧ください。
お風呂から床下に水漏れする原因4選
お風呂の床から下に水漏れする原因は、主に4つあります。
1. コーキングが劣化している
2. 浴槽に破損がある
3. 防水シートが経年劣化している
4. 配管に破損・異常がある
以下で各原因を詳しく解説するので、ご自身の浴室水漏れがどのパターンかを確かめるのにぜひ役立ててください。
①コーキングが劣化している
お風呂の床タイルの継ぎ目には、漏水を防ぐシリコンコーキングが施されています。
コーキングが剥がれたり劣化したりすると、性能を上手く発揮できなくなり床下の水漏れが発生するのです。
湿気が多い浴室のコーキングは、特に傷みが早く剥がれやすいです。
水漏れが心配な方は定期的に浴室床の点検を依頼し、コーキングを必要に応じて貼り替えてもらいましょう。
定期的に点検・修復を行えば、コーキング不良による床下漏水は防ぎやすくなります。
②浴槽に破損がある
陶器・プラスチック浴槽は割れやすく注意が必要です。
経年劣化で次第に非常に細い「ヘアークラック」と呼ばれるひび割れができ、ある日突然割れてしまうケースが多いです。
小さなひび割れは自身で修理できる場合もありますが、修理がうまくいかず余計にひびを広げるケースも少なくありません。
お風呂に気になるひび割れを見つけたら、まずは業者に相談し適切な修理をしてもらってください。
③防水シートが経年劣化している
タイル張りの床には、アスファルトフエルト紙・透湿防水シートなどが下地に使用されています。
下地の防水シートが劣化している場合、床の防水性が下がり床下漏水が起こる可能性は高くなります。
床にブロックを積んでいない場合・脱衣所と浴室の継ぎ目が木でできている場合には、その部分の防水シートが機能せず漏水を起こすケースもあるでしょう。
防水シートの経年劣化・施工不良に気をつけ、床下漏水する可能性を減らしましょう。
④配管に破損・異常がある
床下にお風呂の配管がある場合、配管の破損・異常も漏水の原因となりやすいです。
浴槽・洗い場の配管は多くの場合、床下を経由しそれぞれの部屋に給水されます。
そのため、配管が破損・異常を起こすと、床下で漏水が起きる可能性は極めて高くなるでしょう。
床下の水漏れトラブルを素人が発見するのは、極めて困難だといえます。
定期的に床下の配管を業者にチェックしてもらい、異常が発生するのを予防するのがよいでしょう。
お風呂の床下水漏れが引き起こす3つのリスク
お風呂の床下に水漏れが発生すると、3つの問題を引き起こします。
1. 床下にシロアリが住み着いてしまう
2. マンションの場合下の階の住人とトラブルになる
3. カビが発生し健康被害をもたらす
以下では各問題点を詳しく解説するので、水漏れの被害について知りたい方は必見です。
①床下にシロアリが住み着いてしまう
床下の木材にまで水が浸透してしまうと、シロアリが木材に発生しやすくなります。
木材に発生したシロアリは、以下の問題を引き起こすため放置は非常に危険です。
● 床下や家の基礎を腐食劣化させる
● 家の木材を食べ基礎をスカスカにする
● 地震などで家が倒壊する など
床下で発生したシロアリは、徐々に家全体を腐食・空洞化させ、家屋の倒壊を引き起こします。
床下漏水が長期化すれば被害は大きくなるため、漏水が起きたらすぐに対処を行ってください。
②マンションの場合下の階の住人とトラブルになる
マンションで床下漏水が起きた場合、階下に雨漏りのような現象を引き起こします。
集合住宅の専有部分であるお風呂で床下に水漏れを引き起こすと、部屋の持ち主が賠償責任を問われるケースも珍しくありません。
賠償責任を問われた場合、百万円単位で賠償金を請求される可能性もあります。
階下に被害が及ぶ前に、お風呂の水漏れを床下で見つけたら対処するよう心がけましょう。
③カビが発生し健康被害をもたらす
温かいお風呂の床下で漏水が起きた場合、高温多湿となった漏水先でカビが発生する可能性が高くなります。
住居で発生したカビは、以下のようなさまざまな健康被害をもたらします。
● 感染症
● アレルギー
● カビ中毒 など
身体の弱い高齢者や子ども、小さなペットなどはカビの健康被害を受けやすいです。
床下漏水がお風呂で起きたら、早めに対処を行いカビの繁殖を食い止めましょう。
お風呂が水漏れ!床下漏水の対処法を徹底解説
「お風呂の床下に漏水が発生しているかも…」と感じたら、すぐに以下の手順で対処を行ってください。
1. 水の元栓を閉める
2. 床にたまった水をスポンジやタオルで吸い取る
3. 修理業者を手配し漏水箇所を突き止める
4. 修理見積もりを取り、納得したら修理を依頼する
業者の中には施工不良・料金の過剰請求などが目立つ悪徳業者もいます。
見積書や業者の施工実績をしっかり確認したうえで修理を依頼し、安い金額で確実に床下の水漏れを止めましょう。
まとめ
お風呂の床下水漏れにはシロアリやカビの発生、階下への漏水トラブルなどさまざまなリスクがあります。
浴室で水漏れが起きているのではないかと感じたら、まず応急処置を行ったうえで業者を呼びましょう。
水漏れ箇所を突き止め適切な対処をしてもらえば、漏水を確実に止められるでしょう。